前回は馬場君との奇跡の再会?の所まででしたね。
馬場君が合流した僕達4人組は、迷いました。
このまま下山ルートで降りるべきか?
しかし、もし、他の4人が今まだ頂上を目指して登ってきていたら、彼らは下山する事ができない
のでは?(この時既に17時を回っていたため下山するのに限界の時間だった)
ならば、彼らを迎えに行くために登山ルートを逆行するべきか?
結局、僕達は登山ルートを逆行し始めました。
しかしほんっと寒い!霧もすさまじい!ありえない天気!!雨まで降ってきた~~!!
それでも必ず合流できると信じて歩き続けました。
しばらくすると、、、、
目の前に、
よたよた歩く見慣れた顔が3人。
お~~い!!!
3人もこちらに気付いて手を振ってました。
多分本8号と9合目の間位だったと思います。
3人?
残りは4人では?
僕達は聞きました。
『拓也は?』
拓也は8合目で体調を崩しリタイヤしたとの事でした。。。
登ってきた3人には、これ以上登ったら帰れなくなる、残念だけどここで引き返すと伝え
渋々納得。それでも僕は本当に登山ルートに戻って良かったと思いました。もしあの時
下山ルートを選んでいたら彼ら3人は頂上まで行ったはずです。
ただ100%下山は不可能だったとも思います。
合流して7人になった僕達は全員一緒に全員で励ましあいながら少しずつ道を下りました。

辺りも段々暗くなり、7合目超えたあたりから一気に真っ暗になりました。
懐中電灯をつけ、二人一組で少しづつ前に進みました。
僕はどうやら風邪をひいたらしく頭痛が益々酷くなり、頭が破裂するんじゃないか?ってくらい
ガンガンでした。でもとにもかくにも早く帰りたい一心で足を進めました。
そして。。。
ゴ~ル!!
時刻は21時過ぎ。
言葉にならない感動、、、というより、本気で心から辿り着いて良かった、という安堵の気持ちで一杯になりました。
そして何より、全員が無事、大した怪我も無く終えられた事が良かったです。
今回のこの行事によって全員が得たものは
1、仲間の大切さ
2、諦めない強い気持ち
3、達成感
これは仕事においても必ず生かされるものだと思います。
辛かったけどやっぱり行って良かった。
次の日体が動かなかったのは言うまでもありませんが。。。
やはり日本一の富士山は偉大でした。